こんにちは。Cui Cui Photo Works 沼山かおりです*
2020年桜撮影会、沢山のご応募ありがとうございました!
次回は新緑撮影会を企画しようかなと思っておりますのでどうぞ宜しくお願い致します*
さて、本日は赤ちゃんのお写真じゃありません。
小学校4年生、10歳の男の子の日常写真を紹介します。
本当は小学校のお迎えのシーンから撮影しておりますが、お家に着いてからの写真でスタート。
こちらの彼は、私が尊敬してやまないフォトグラファー仲間アサちゃんのひとり息子君です。
帰ってきたばかりですが、お昼ご飯がまだなのでみんなでスーパーに買い出しに行きます。
アサちゃんのインスタにも登場した『節分から10日過ぎて申し訳なさそうに登場』の鬼のお面で車に乗り込みます。
目がね、笑ってるんだよね。嗚呼、可愛い。
今日のランチは新玉ねぎを使ったナポリタン。
アサコファン必見の『キッチンに立つアサコ』です♡
男どもは『人をダメにするクッション』にもたれテレビを見る。
上唇を歯茎に巻き込めるかという実践。
人類史上、父親から息子に受け継がれてきた伝統的実践です。
ところで、私は感情が動いてナンボのタイプのカメラマンなのですが、
毎回赤ちゃんには「きゃわわ♡」という気持ちを自然にほとばしらせなから撮影しています。
私は私個人の経験からくる感情を撮影に投影させる事で、
と言うか、より投影できた時に、自分にとって満足な写真が仕上がります。
日常撮影では特に。
お客様の満足が第一ではありますが、先ず私が満足する必要もあると思うのです。
私個人の経験からくる感情と、
お客様の、とりわけ依頼をくれたママの、写して欲しい、切り取って欲しいモノへの心情は勿論別のものです。
でも、その別のなかでも、撮る私が何かの感情を見つける方が上手くいくのですよね。
私の写真行為特有のものなので、これが正解という訳では勿論ないですよ。
今年6歳になるうちの長男に対してももうそうなのですが、
乳児や幼児の様に、相対した時に母性がほとばしっちゃう様な爆発的な上昇は
10歳の男の子には起こらないだろうなと事前に思っていたのですよね。
だからこそ、私はどこに感情をもって撮影するのだろうなと、
アサちゃんに依頼をもらってから、別に構えるでもなく、
楽しみにしていました。
と、また別の話になりますが、
「うちの子とは何歳まで今の様な距離感でいれるのか?」
というのが、親としてはありますよね。
私は次男が生まれた事でよく分かったのですが、
子供との距離感は子供側からのものだけではなく、
私たち親の方も、子供の成長にしたがってかなり変わっているものなのですよね。
私は次男を産む前は、
長男を200%溺愛していて、
「今が一番可愛い♡」と4年間思い続けていて、
距離感に関しても赤ちゃんの頃から何ら変わっていないと思ってたのですよね。
でも、次男が生まれて、また別の、愛くるしい姿カタチをした赤ちゃんがポンと加わった事で、
何か色々気付いてしまったのですよ。
そんなこんなで、私が今回この彼に引出されたのは、
私の長男に対する感情でした。
私の個人的な事になりますが、(というか、そもそもこのブログの文章は私の個人的な事しか書いていない。)
私は別に最初から、「子供は2人は欲しいな!」と思っていた訳ではないのですよね。
一人っ子という選択肢も大いにありました。
沢山のママを相手にするベビマの先生から
「ヌマさんが、私が知ってる親の中で一番自分の子供を溺愛してる。」
と言われるほど、長男を溺愛していたし、
半分ギャグ、半分本気で、私と長男は『ロミオとジュリエット』でした。
だから、今回アサちゃん家の撮影をさせてもらって、
私は、長男が一人っ子であった未来というか、
私は失ってしまった景色や感情を投影してしまったのですよね。
この顔、嗚呼可愛い。
なんかですね、泣けてきちゃうのですよね。
私は別に自分で撮った写真で泣く様なタイプではないし、
人様のご家族に自分の気持ちを投影して勝手に泣いたりしてキモってなもんですが、
とにかくも、私が今、長男に対して
かつての200%を注げていないなという自負が結構あるから泣いてしまうのですよね。
(うなじ写真家としてもキャリアを積みつつある私ですが、
10歳のうなじも可愛いでしょ〜!!)
(もうとにかく今回の撮影はアサちゃんが可愛くて困った!)
今回の話は、私が次男を産んで後悔しているとか、
きょうだいはいた方がいいとか、一人っ子の方がいいとか、そういう話では決してありません。
というより、次男は産まれてみたらスーパー可愛かった。予想を遙に超えて可愛かった。
だから、長男とのロミジュリの関係はどちらかと言うと私の感情の方から終わってしまったのです。
「2人目を産んでも愛情が50%づつになるのではない。200%になるんだ。」
と聞いてはいたけど、
実際正直に言うと、最近長男80%、次男100%となって、
長男にあと20出せないシーンが増えました。
長男は心の成長期なのか難しい事も増えたし、
5歳の男子はとにかく毎日毎分毎秒、「うるせーーーーーーー!!!」だし、
かつての200はもとより、100も常に放ってやれなくて単純に悲しいのです。
その隣でまだハゲ頭の2.5等身位の1歳の次男が、
ヨチヨチにこにこしておる、可愛い!!!!!ってなってしまって、
もうコントラストが激しい。
上手く伝わらないかも知れませんが、
別に長男が可愛くなくなったとか、次男の方が好きというのはないのですよね。
長男80、次男120と、長男分が次男に行っている訳ではなくって、
長男80、次男100と言ったのは、それぞれ独立した器で100とした時に、
長男だけ出しきれないシーンが増えてきてしまったという事です。
これが単なる成長故なのか、子供が増えるという事なのか、
一人っ子という道を失った私には分からないのです。
そんな中、彼の中に100、200のアサちゃんとパパさんの愛を見たし、
私のさ迷う残りの20を見つけた様な気がしたのです。
(長男は常に80って訳ではなくて、基本100なのだけど、とにかく20はすぐにどっかにいくw)
長男なんか特に、いつまでギュウさせてくれる?チュッチュさせてくれる?
(まだまだうちの長男はお母ちゃん大好き♡だけれども)
そんなカウントダウンが始まっているかも知れないのに、
私は何をしているのだろうか??
赤ちゃんである次男は、言ってしまえば見た目にわかりやすい愛くるしさを兼ね備えた時期であり、
何しても可愛い、許されるたん♡であり、
子育てって言うよりかはこちらは頭のネジを外しててもダイジョウブ。(2人目の余裕もあり)
そうじゃない、長男、長男こそ意識を集中しておくべき対象なのだろうと。
今回、アサちゃんは、
「もう10歳だし、いつこうして甘えてくれなくなるか。
もしかしたら今年が最後かも知れない。」
と、ご依頼をくれました。
そして撮影に際して、10歳である彼が構えてしまう事、
他人である私が入る事で恥ずかしさ故に甘えた姿は見せてくれないかも、
チョケてしまうかもという懸念も勿論ありましたが、
大丈夫でした。
そして、私もこの時は一緒に抱きしめました。心で。
彼をと言うよりは、私の長男を。
君の事を、かつての、一人だった時の様にしっかり見なくては。抱きしめなくては。
そうできる時間はもう短いかも知れない。
いつまでも大好きなのは変わらないのだけど、
ずっとこのままの距離でいられない事は分かっているので、
まあその時の為に、『命の母』と『写真』だな、やっぱ。
でも皆さん安心したでしょう。
一先ず後5年とか9年は息子とギュッギュできそうだと。
はああああ、愛し。
お昼ご飯食べてのんびりした後は宿題をしたり。
分かるなあ。
何か息子が真剣にやってると、可愛くてうずうずしてきてスリ寄りたくなってしまう。
普通の光景に、幸せが詰まってる。
そして、アサちゃんが日常でよくやるシーンがあって、
編集のお仕事などしていて疲れてくると、2階の仕事部屋から降りてきて、
あったかいヒーターの前に座って、
こうして息子君をギューっとするのですって。
随分大きくなっただろうけど、赤ちゃんの頃と変わらない、
君を抱きしめればお母ちゃんはいつでもチャージされます。
可愛い。
でも確かに小4にもなると大きい!
息子というのは大抵こういう風に育てられますよね(笑)
撮影中可愛くて、私も何度も彼をこうしたくなった。
可愛い可愛い私の息子。
そう、アサちゃんの息子さんだからね、私は我慢して、帰ってから自分の息子達をチュパチュパしました。
さて、お外に行く前に先ほどの洗濯物が上がったので、皆で干します。
誰かのポッケにテッシュが入ってた模様。
カスカスが散らばる。
こういう時に真っ先に疑われるのは子供である、
子供って損だよな〜、
でもやっぱ犯人は息子君ぽい、
みたいな会話をして洗濯干も終了。
という事で、最後は外遊びに行きます!
凧揚げやら縄跳びやらボードやらを持っていって沢山遊びました!
本当はもっとたくさん写真あるのだけど、この時点でこのブログにあげてる写真100枚近いので割愛!
嗚呼、愛しい親子。
そしてここからナガシマ家ポージング劇場!
最高(笑)
嗚呼、愛しいファミリー。
最後は『サザエさん』っぽいポーズで!
もう、何なの、この家族、面白すぎる!!!
撮影終了後、「あーー!!面白かった!」と言ってくれたけれど、
それは私も同じ。
最高の撮影でした。
アサちゃん、ご依頼本当にありがとう。
真っ直ぐに愛を受けて育ったんだろうなって息子君を撮影させてもらって、
私自身感じた事が沢山ありました。
アサちゃんは愛があって、面白味をじつに上手くキャッチするフォトグラファーです。
ファンも沢山。私もお友達になる前からファンでした。
これからも良き仲間でいて下さい!!
息子君もパパさんも、本当にありがとうございました〜!!